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理二の学生・OBOG・先生が語る 理科大Voice

ボヘミアニスト マサヒロさんインタビュー

  • OB・OG
  • ボヘミアニスト マサヒロさん(理学部第二部物理学科卒)

今回は,理学部第二部物理学科卒でヴァイオリン奏者として活躍中のボヘミアニスト マサヒロさんのインタビューを紹介させていただきます.音楽家ならではの物理を学びたかった理由,レッスンと学業の両立の仕方など,受験生だけでなく在学生でも興味を持たれる方は多いのではないでしょうか.

 各界で活躍する理二の卒業生を紹介できるのは,本学部教員として大変誇りに思います.是非ご一読ください.

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インタビュアー : 本日はよろしくお願いします。MasahiRoさんの母校東京理科大学からご寄稿依頼をいただきましたが。

MasahiRo : はい、聞いた時には驚きました。私のようなものでよろしいのでしょうか(笑)元学部長の目黒先生よりご推薦いただいたと聞いております。大変光栄に存じます。目黒先生が担当分野の授業は残念ながら当時選択しておりませんでしたが、とても人気の先生だったと記憶しております。

インタビュアー : はい。それではいくつか質問をいただいておりますので、早速質問します。

Q1.ヴァイオリンをはじめたきっかけは?

私がヴァイオリンをはじめたのは4歳の時です。きっかけは母が兄を連れてヴァイオリン教室へ見学しに行った際に、兄ではなく、ついでについていった私がヴァイオリンをはじめたいと言ったそうです。

Q2.夜間学部を志望された動機は?

実際には夜間学部を目指した訳ではないです。私の家系は医者でした。どうしても医学ではなくヴァイオリンをやりたいと本音を家族に主張したところ、ヴァイオリンをやる条件として医学部以外でも良いので、最低限音楽以外の大学を卒業することが約束でした。そこで可能な限りヴァイオリンと両立出来そうな学部や大学を調べました。そして理科大の夜間部の存在を知りました。学生からシニアと幅広い世代が通っており、社会人でも学業と両立出来る学部という点は特に魅力を感じました。

Q3.物理を学びたかった理由

意外と思われる方もいるかもしれませんが、物理と音楽は関係が深いと思っております。特にヴァイオリンという楽器は弦を振動させたり、体で支えて弾きます。これは物理では波や力学の分野です。自分がやっている楽器を物理的な視点で考えることが出来ればと興味を持ちました。

Q4.学部時代の思い出は?

思い出というかは分かりませんが、中々思い通りに学業との両立が行かず自分の中で色々ともがいたことが、今では良い経験になったと思っております。先にも少し話しましたが、ヴァイオリンを続けるには大学卒業が条件でした、入学1年目はレッスンや授業をうまく両立出来てました。少し余裕もありサークルや友人と遊ぶ時間もありました。ところが2年目に入る少し前にプロとしてデビューし、授業に出席出来ないことが増えてきました。正直、3年目からは試験日以外ほぼ休学状態になってました。そして4年目に実験の出席が足りず理科大留年となりました。その知らせは母の耳にも入り流石に怒られまして、当初の約束通り卒業するまで決まってましたほぼ全公演がキャンセルになりました。その後、学部の先生方にサポートいただき何とか卒業出来ました。先生方には心より感謝申し上げます。

Q5.ヴァイオリンのレッスンと学業の両立,時間の使い方について

何とか卒業はしましたが、留年もしましたので私自身は上手くいってはいない例となりますが、これから学部を受験される方や現在同じような状況の方に少しでもお役に立てればとお話します。

学業との両立がまだ出来てた学部時代1年目の過ごし方ですが、平日は7時に起床し8時〜12時にヴァイオリンの練習がありました。12時〜13時はお昼休憩をし13時〜15時はヴァイオリンの練習またはレッスンがありました。移動し16時〜21時は学部授業を受けその後22時ぐらいまで友達と過ごし帰宅しました。それ以降は自由時間で学部課題などに取り組み25時ぐらいには就寝していたと思います。土曜日や日曜日はあまり記憶にないですが、土曜日は平日より早めに学部の授業が始まり帰宅後練習していたと思います。日曜日は入学後3ヶ月ぐらいは大学のサークルにも参加していたと思いますが、その後は自宅で1日中練習していたと思います。このくらいのペースが持続出来れば無理なく4年で卒業することは可能だったと思います。

学業と両立が難しくなってきたプロデビューした入学2年目は朝7時に起床し、8時から12時までヴァイオリンの練習、13時までお昼休憩後に共演者と合わせが16時までありました。その後移動し1限の途中から出席し2限が終ると3限には出ず、コンサートの打ち合わせなどに向かうことが増えました。帰宅は深夜1時ぐらいだったと思います。特に実験の授業は2コマ続いていたと記憶してますが、私は時間的に両立出来ませんでした。土日も打ち合わせや公演がありましたが、ない日は学部の課題に取り組みました。このくらいのペースになると学部の授業の理解と試験は独学で補いながら何とかついていけますが、実験の日と個人の重要な日程が重なると、卒業で必要な実験の授業に参加出来ないこともあり、ストレートでの卒業が難しくなると思いました。日程・時間管理は学部卒業のポイントの1つだと思います。ただし授業がたまに出席出来なくても——とは言っても重要な日は押さえておかなければなりませんが、規則的な生活リズムがあり実験に参加出来る人には何とかストレートで卒業可能と思います。実際に社会人で卒業された方もおりました。

3年目以降の休学状態につきましてはあまり参考にならないと思いますので割愛させていただきます。

Q6.現在のご活動の様子

理科大2年目に東京オペラシティにてデビューして以来、現在も何とかヴァイオリンを続けております。2年前にはお陰様でデビュー10周年を迎えました。今年はまだはじまったばかりですが、銀座王子ホールにてリサイタルや横浜にて5公演のライブシリーズなどを行いました。今年の後半には第一生命ホールでのコンサートにゲスト出演やサントリーホールでのソロリサイタルなどを予定しております。

Q7.大学で学んだことが現在の仕事に活かされているところは?

学部時代には、学業とヴァイオリン演奏を同時に進行するだけでも四苦八苦しておりましたが、その経験がきっかけとなり、現在はヴァイオリンが仕事になっているという負荷をかけた上でも演奏・作曲・打ち合わせ・個人の用事を以前より楽にこなせるようになったと思います。学部時代に両立に失敗した苦い想いを活かした結果だと思います。

Q8.本学部のお勧めしたいところ

熱意溢れる先生方が多く授業も面白く飽きることがほとんどなかったです。真剣に学ぶ学生には一生懸命に答えてくれる先生も多かった印象があります。また幅広い世代の学生が多いので、年齢を気にすることなく学びたい人が学びに行ける学部だと思います。

Q9.改善してほしいところは?

特にないです。

インタビュアー : ありがとうございました。

《取材協力 : Private Note Artists》


Profile

Bohemianist MasahiRo
<ボヘミアニスト マサヒロ>

1989年カナダ生まれ、4歳からヴァイオリンを習い始める。2009年東京オペラシティにてコンサートデビュー以来、自身の作曲・編曲作品を中心に精力的に演奏活動を行っている。ハンガリーにてロマ音楽家たちと共演した経験から、オリジナル曲の中にはロマ音楽から影響を受けた作品も多く、アルバムリリース(レーベル : Private Note Live)や楽譜(制作 : カワイ出版)としても出版されている。近年ではYahoo!JAPANニュースをはじめ様々なメディアにも取り上げられている他、動画や音楽配信サイトを通じて海外の視聴者からも注目を集めている。2021年秋サントリーホールにて無伴奏リサイタルを予定。

オフィシャルサイト https://bohemianistmasahiro.wixsite.com/officialwebsite

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